4.27.2014

ヒマラヤ日記 3日目


今マチャコーラという村のロッジの食堂でこれを書いています。
地元のローカルビール(ガイドさんは濁酒という)を頼んでみると、ビールとは思えない、マッコリを薄く酸っぱくして味が余り無い凄まじいお酒がデカイプラスチックのピッチャーで出てきました…。お酒の匂いにつられてハエは沢山寄ってくるし、凄い有様となっています。ガイドさんも笑っているし、何か浮いているし、さすがに飲み干せそうにはありません。

 
村の名前のマチャは魚という意味で、ロッジの入り口では魚の網を編んでいました。ソティコーラから、ここまでの道のりは、下を見ると百メートル以上あるような断崖絶壁の道をずっと歩いてきたのですが、驚く事に、この村のロッジは、コンクリートのビルディングです。しかも二軒も。ロッジのメニューを見ると、たくさんのお金をかけて、ミュール(ロバのような馬がそうだった)で沢山の荷物を運び、苦労して建てたロッジなので、沢山お金を使ってほしい。と書いてありました。そういえば、僕達も道中、建築資材を運ぶ200頭を超えるミュールの渋滞に巻き込まれて、中々前に進む事が出来ない場面がありました。沢山の荷物を背負ったミュール達が、牧童に囃し立てられて、時には石を投げられて、前に少しづつ進みます。ミュールに付けられた大きな鐘が鳴り響くその群は、壮観でもあり、少し哀れにも感じます。ここまでの道は、ミュールが通れるような生活の道なので、JMTと同じように歩きやすいです。道の至るところに、登山客や、牧童や、道ゆく人々を相手にした商店や食堂があります。ロッジやホテルも至る所にあり、まだ建設中の建物も多く目につきました。村の棚田は今はトウモロコシを植えて、その後にお米を育てるようです。途中で食べたダルバートのお米は地場のお米かとガイドさんにきくと、ミュールで町から運んできたお米との事でした。





 日射しも暑いので、傘さして歩いている人多し。


 Local Beer (CHHYANG) これで200Nルピー。

村の酒場
ロクシーやチャンというお酒をこの場所で作っています。



これを書き終わる頃にはお酒も慣れてきていて以外とイケるとすいすいと飲みはじめて…います。少し頭が痛くなってきました。

そういえば道中、
OMMを背負ったマウンテンランニングをしている人に会いました。荷物はポーターの人達が持って歩いているようです。今歩いてるマナスルサーキットもマウンテンランニングの大会が開かれるようです。ヒマラヤの山の景色を走り抜けられますよ。