6.19.2013

山と道バックパックの故障について

山と道を立ち上げてから3年目となりお客様からも時々バックパックの故障についての相談を受けるようになりました。もしお客様の山と道のバックパックが故障した際には一度山と道まで御連絡ください。

山と道FramePack ONEの最大荷重は11kg

私達もハイクをしながら気になった点は製品にフィードバックしておりますが、超軽量性を第一にしたバックパックですので、パッキングの際に、荷重が多くなりすぎないようにご注意ください。ONEに関しては最大搭載荷重はMAX11kgとなります。MAX11kgとした事によって、快適な背負い心地、軽量性を追求する事が出来ました。それ以上の荷物の搭載は確実にONEの故障へと繋がります。11kgを越える場合にはより適したバックパックが他にあると思いますので他のバックパックの選択もご検討ください。


以下いくつか報告させていただきます。


荷重が重い状態で長期間のハイクを続けていると、背中側のカーボンポールのエンドキャップをカーボンポールが突き抜ける事がございます。突き抜けた状態で歩き続けていると、カーボンポールが、マジックテープを突き破る事がございます。お客様のお手元にあるONEのカーボンポールのエンドキャップが突き破られてましたら、山と道まで御連絡ください。代わりのエンドキャップをお送りさせていただきます。
現在、黒の塩化ビニール製のキャップから赤いプラスチック製のエンドキャップへと変更をしております。




 年始のニュージーランドハイクの終盤でMINIのショルダーベルトが半分千切れる事故がありました。それまでの長期のテストでも、ウエストベルトの端が少し(1~2mm程)切れる事がございましたがそれ以上切れる事も無く問題無く使えておりました。半分程千切れた原因に関しては、7〜8日間無補給のハイクで、荷物が重かったのもありますが、ハイク中に滑落し、木にぶつかって止まった際にバックパックに大きな負荷がかかった事(身体は木にぶつかって止まったが、バックパックは放り出されるように負荷がかかかった。)が大きな原因です。その場で、安全ピンで仮止めを行った上で針と糸で縫い止め、小屋でしっかりと縫い直しました。このバックパックはそのままの状態で現在でも使っており、先日の裏岩手温泉ハイクでも活躍しました。山と道の展示会にお越しいただければご覧いただけます。現在は不可が1点にかからないように、縫製方法を変えた上で補強を行っております。



 
お客様からお送りいただいた写真です。ウエストベルトが背面から千切れています。
お客様の承認を得て掲載をさせていただきました。
まだこちらのバックパックは現物を確認しておらず修理が出来ていない状況ですが、使用状況を伺ってみた所、荷重が15kg程でハイク五日目で壊れたと報告を受けております。
自分も最大荷重のテストは行っておりますが、突発的な負荷による故障等は十分に考えられる事もこれまでのハイクで分かってきました。以上の故障を踏まえた上で今後の制作にも少しずつ反映を行っていきたいと思います。お客様におかれましては、バックパックが故障致しましたら遠慮無く一度山と道に御連絡をください。
 また、生地が薄く軽量性を重視した商品である事を念頭に置いた上でハイクをお楽しみいただければ幸いでございます。