12.11.2011

Hiker's Party2011 ロングディスタンスハイクの現在

今年もハイカーズパーティーに参加してきました。
毎年楽しみにしているハイカーのイベントです。
今年は、ロングディスタンス(長距離)ハイクの現在と題して、アメリカの3大トレイルの一つPCT(パシフィック・クレスト・トレイル)4260kmを2010年にスルーハイクされたハイカーズデポの長谷川さん、今年ATをスルーハイクされてトリプルクラウンを達成された船田さんをゲストに迎え、ロングディスタンス(長距離)ハイクとはなんぞやを、スライドと共に知れるイベントになりました。

左が長谷川さん 右が船田さん。
特に印象に残ったいくつかを。

ロングディスタンス(長距離)ハイクとは、長い距離のトレイルを、定期的に町に降りながら食料や燃料を調達しながらハイクし続ける事。


日本でも町を経由しながら食料・燃料を調達しながらのロングディスタンスハイクの可能性はある。


おじいさんも、おばあさんも、はじめてハイクする人もロングディスタンスハイクに挑戦している人はいる。


何故、ロングディスタンスハイクに挑戦するのか?「憧れ」と船田さん。


半年ものロングハイクにかかる費用。100万円手前の費用がかかる方もいれば、7万円でスルーハイクする人もいるらしい。船田さんはその中間ぐらい?


ハイクしはじめの1週間ぐらいは、あまり食事の量は多くないが、2週間目以降、身体の蓄えを消費しつくすと、ずっと行動中何かを食べながら歩くぐらいに、食事量が増えるらしい。


などなど。

「憧れ」と答えられた船田さんの言葉がとても印象的でした。
何故山に行くのか....自分も多分「憧れ」という言葉がとてもしっくり来るような気がしました。映画やアニメ、漫画、小説などなど、子供の時から刻まれてきた冒険への憧れが山に繋がっているような気がします。特に、スポーツやハードな山行よりも、出来るかぎり遠くへ、生活道具一式を背負った旅へ。ロングハイクに感じる匂いが、とても刺激的で、憧れます。

僕たち山と道も、JMTセクションハイクに続き、年末から今年オープンしたばかりの、ニュージーランドの北島、南島を横断するTe Araroa(テ・アラロア)3000kmのロングトレイルを、南島を中心にハイクしてくる予定です。ロード・オブ・ザ・リングの撮影舞台にもなった自然を自分たちのバックパックを背負って歩き旅してきます。
Te Araroa(テ・アラロア)は、まだオープンしたばかりで開通していない箇所もありますが、もうすでに、スルーハイクに挑戦して達成した人達もいます。僕らは今回スルーハイクではなく、セクションハイクとなりますが、厳密にTe Araroa(テ・アラロア)を歩く事をにこだわるよりも、出来るかぎり面白そうなトレイルを歩きながら、Te Araroa(テ・アラロア)を中心に楽しみ、少しでもハイクとは何かを掴んできたいと思います。